2.ゲーム制作概論

2.1この章の概要

この章では、ゲームとは何か、どうやって作るのか、について解説します。

 

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2.2ゲームとは

ゲームとは、コンピュータとの対話です。

プレイヤーがコントローラやマウスを操作して入力を与えると、

コンピュータが反応して、リアクションを返す、その繰り返しがゲームです。

 

世の中には漫画、アニメ、音楽等、様々なコンテンツに溢れていますが、

世界で唯一、インタラクティブ性、つまり自分で操作できる自由度を持っているコンテンツがゲームです。

 

いくら面白いアニメでも、6時間ずっと同じアニメを見続けるのは大変だと思います。

しかしゲームだと6時間なんてあっという間です。

その市場規模は世界規模で見ると年々拡大しており、数少ない成長産業です。

 

2.3ゲームを作るとは

ゲームを作るというのは、プレイヤーからの入力に対する、コンピュータのリアクションを定義することです。

 

アクションゲームで言えば、スティックが左に倒されるとプレイヤーキャラクターが左に動く、

ボタンを押すとプレイヤーが攻撃する、敵の近くでボタンを押すと敵が倒れた絵が出る、

そういったことを定義するのがゲームデザインです。

 

どういった時に何をするとどうなる、

そういったルールの集合によって、ゲームは生まれるのです。

 

しかし、そのままだと、あまり見栄えがよろしくありません。

そこで、プレイヤーキャラクターを美しくモデリングしたり、

背景を壮大にしたり、かっこいい音楽を入れたり、あらゆる装飾をします。

 

従って、ゲーム制作は、

ルールのコンピュータへのプログラミングと、

見栄えを良くする素材の制作であると言えます。

 

2.4必要なスタッフ

ゲームを制作するには、次のようなスタッフが必要です。

個人制作の場合は、一人で複数の役職を担当します。

 

役職

分類

役割

ディレクション

スケジュール管理

人を集め、スケジュールと予算を管理する。各人がやるべきことの細かなリストを作り、滞り無く作業が進むようにする。リストは「何月何日までに何をする」と、厳密に制作する。

企画

ルール

ゲームのルールを考える。この画面でこのキーを押したらどうなる、というようにかなり細かく設定する。また、マップをエディタで制作したり、敵の動きを専用のスクリプト言語で入力したり、各種雑用を一手に引き受ける。

プログラミング

ルール

企画が考えたルールをコンピュータに入力する。ゲームが完成するかしないかはプログラマの腕にかかっている。

グラフィック

素材

キャラクターをデザインしたり、ドットを描いたり、3Dモデルを制作したり、グラフィック全般を制作する。ゲームの見栄えはここで決まる。純粋に作業量が多いので、複数人になることが多い。

BGM

素材

ゲームのBGMを制作する。基本的に一人。

効果音

素材

ゲームの効果音を制作する。BGMと兼務する人が多い。意外と個人制作では出来る人が少ない。

声優

素材

ゲームのボイスを担当する。最後の最後に入れるといい。最初から声優を募集するプロジェクトには要注意。

素材

主題歌の歌を担当する。最後の最後に入れるといい。スタジオを借りられると素敵。

 

2.5重要なのはプログラミング

ゲームはルールをプログラミングしない限りは完成しません。

従って、個人制作のゲームが完成するかしないかはプログラマの腕にかかっています。

 

さらに、プログラミングの作業量は膨大なので、

プログラミングだけをしたいという人は基本的にいません。

ですので、ゲームを制作したいと思ったら、まずプログラミングが出来るようになるのが近道です。

 

実際にどういう風にルールを定義すればいいかを学ぶためにも、

プログラミングをマスターすることをオススメします。

 

プログラミングでは、プログラミング言語を使ってコンピュータにルールを入力していきます。

初心者にはHSPという言語がオススメです。

 

メトセライズデストラクタはFLEXという開発環境のActionScript3という言語を使ってプログラミングしています。

それぞれの詳細はGoogleで検索してみて下さい。

はじめはみんな初心者です。

こつこつ小さなゲームから作っていけば、

そのうちメトセライズデストラクタのようなものが作れるようになりますよ。

 

2.6この章のオススメ書籍

基本的なプログラミングガイドをオススメします。

 

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メトセライズデストラクタに見る制作フロー